↑適正な走行姿勢
船体がプレーニングした状態(デッキ面が水平よりややバウアップした状態:2〜5度程度)で、キャビテーションプレートがほぼ水平を保つトリム角度になっている。
↑トリムを上げすぎると船外機が沈み込む方向に力がかかり、バウ上がりで走行抵抗を強く受ける姿勢になってしまいます。船外機のセット位置が低すぎたり、リアヘビーな重量物積載をしている時、船底に付着した藻・貝等で滑らかなプレーニングをしない時も、同様です。
↑トリムを下げすぎると船外機が浮かび上がる方向に推進力を発生し、通常よりバウ下がりで、走行抵抗を強く受ける姿勢になってしまいます。 |
船外機の取り付け位置とチルト角度のベストセッティングで、安全で効率の良い走行姿勢を保ちましょう!
通常はボートの推薦トランサムの船外機をトランサムに直接セットします。用途や特性に応じて、船外機のブラケットにスペーサーをかませて持ち上げる等のセッッティッグで、より快適に使用できるケースがあります。プレーニング走行時にキャビテーションプレートが、ボートがえぐった水面をなでるぐらいか、若干水面下に潜っている状態が通常です。船外機が低すぎると、プレーニング走行中、大きな走行抵抗を発生し、船外機前端から左右に大きくしぶきが上がります。海洋向けには、あえて低めにセットする事があります。
■ ヤマハ製ボートと船外機のトランサム高さ表記
○ ボート(船体)のトランサム高さは、船体を設計水平姿勢にて、トランサムボード中央を垂直に計った高さです。
○ 船外機のトランサム高さは、設計チルト水平にて、船体側に接するブラケット内側上面からプロペラ上部のキャビテーションプレートまでの距離です。
■ ヤマハ船外機のトランサム高さ記号表記
トランサム
高さ |
代表的機種の
実寸法 |
左記の
インチ表記 |
S |
417〜444mm |
16.4〜17.5インチ |
L |
516〜582mm |
20.3〜22.9インチ |
Y |
586〜598mm |
23.1〜23.5インチ |
X |
636〜664mm |
25.0〜26.1インチ |
U |
709〜770mm |
27.9〜30.3インチ |
|