ヤマハ船外機用プロペラ
ヤマハ船外機には、モデルのパッケージにより、使用回転レンジ全般で良好に機能するように想定されたプロペラが取り付けてあります。しかし、1口にプロペラといっても1つの船外機に適合するプロペラは複数あり、「プロペラ識別記号」によって適合分けされているのです。そんなプロペラに関しての予備知識、船外機オーナーなら知っていても損はないですよ! |
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プロペラ識記号とは
左図が識別番号です。
数字にはきちんと意味があります。用途によってピッチを変更します。ヤマハ純正のプロペラには必ずプロペラ識別記号が刻印されています。 |
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ピッチと直径
直径:プロペラの回転円の直径
ピッチ:プロペラが1回転したときの理論上の前進距離(インチ)
1つの船外機に対して複数あるプロペラの相違点の大半はピッチにあります。ピッチが変われば回転数も変化します。ただし、どれぐらい変化するのかは使用状況にもよるので一概には言えません。 |
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プロペラ識別記号刻印場所
表示位置はプロペラの種類によって異なります。
また、下記例のような識別記号の場合もあります。
表示例
@ 7-1/4×6-BS
A 21-ML(ピッチ-マーク)
B 13×17-K2
C 19K(ピッチに続けてマーク)
D 9-1/4×9-J |
上図側面1番の場合 |
上図側面5番の場合 |
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※備考 大体の船外機のフルスロットル回転数は2ストロークで約4,500〜5,500(r/min)、
4ストロークで約5,000〜6,000(r/min)台が推奨となっています。
もし、これを超えてしまう場合は大きなピッチへ、逆に達しない場合は小さなピッチへの交換が勧められています。
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■プロペラ交換時期
ブレードが曲がっていたり、破損しているような場合。また、判りづらいのはブッシュ(衝撃緩衝ゴム)の破損など。 |
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複数あるピッチの中から、どれがいいのか悩まれるかとは思います。プロペラのピッチを変更した方がより適切な場合もありますが、使用状況にもよるので、「このピッチが合う!」とは中々判断できません。ヤマハの船外機には個々に適したプロペラがついていますので、特に問題がなければ同じピッチを継続して使用するのがオススメです。
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